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キッザニアにワクワクしすぎて早起き|娘の興奮が止まらなかった朝

bayabaya

ワクワクで目覚ましより早く起きた朝

目覚ましを6時半にセットしていた娘の部屋から、アラーム音が微かに聞こえてきたのは、予定通りの時刻だった。でも、その音はすぐに止まり、どうやら自分で起きたらしい。隣の寝室のドアが静かに開き、娘がこちらに入ってきた。

「ちゃんと起きれたね」

「うん、6時26分には起きてた。目覚ましが鳴るのを待ってたんだ」

その一言に、今日という日の“特別さ”がすべて詰まっていた。そう、今日はキッザニアの日。しかも、男の子の友達と一緒に行く日だった。何日も前から、「あと○回寝たらキッザニア」とカウントダウンしていたくらい、楽しみにしていた。

目覚まし前に起きて待機していたなんて、ただごとではない。きっと、胸の中はワクワクでパンパンだったに違いない。

全力で遊び、全力で眠る子どもたち

朝食もスムーズに終え、7時半には友達の車が迎えに来て、娘は元気よく出発していった。

「めいっぱい楽しんできなよ〜」

そう言って送り出したものの、ふとした瞬間に、彼女の顔が浮かぶ。どんな表情で楽しんでるんだろう。ちゃんと笑ってるかな。男の子の友達とは仲良くできてるかな。心配よりも、想像する楽しさが勝る。

夕方、帰ってきた娘に聞いたところ、消防車に乗る仕事をしたり、ハイチュウを作ったりと、大充実の内容だったらしい。ただ、本人が一番楽しみにしていた“ウェディングの仕事”は残念ながら体験できなかったとのこと。妻が朝7時の段階で現地受付したにもかかわらず、すでに60番目。さすがキッザニア。

それでも彼女は、最後まで全力で遊び尽くし、終わった後も近くの公園で友達と走り回っていたらしい。帰りの車では、力尽きたようにぐっすり眠っていたそうだ。

無防備な寝顔に宿る、信じる力

妻が後から聞いたところによると、その寝顔を見た友達のお母さんが「寝てる顔もかわいいね」と言ってくれたらしい。そこで妻が冗談まじりにその友達に「この顔、どう?」と聞いたところ、「ちょっとかわいい」と返ってきたとか。

そのときの寝顔の写真を見た。完全に気を抜いて、守るものなど何ひとつない、まるで全世界を信じているような顔。子ども特有の、無防備さのなかにある純粋さが、写真一枚から伝わってくる。

後日談として、その友達は家に帰ったあとも「寝顔、かわいかった」と話していたそうだ。……これは、もしかして本物かもしれない。

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ばやばや
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5歳の娘と「ばやばや」な毎日。迷ったり笑ったり、ときどき立ち止まりながら子育てに向き合っています。娘との日々を父親目線でゆるく綴っており、文章や画像にはAIツールも活用していますが、すべて実体験に基づいています。「あるある」「うちもそうかも」と感じてもらえたら嬉しいです。
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